外壁塗装の見積もり、急いで決めなくていい理由

リフォーム・修繕の話
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「そろそろ外壁塗装をしないとまずいな」と思い始めてから、実際に動くまで2年以上かかりました。

何をどう頼めばいいのか分からないし、業者に連絡したらそのまま話が進んでしまいそうで。壁のひび割れが少しずつ増えているのは分かっていたんですが、「まだ大丈夫か」と自分に言い聞かせながら放置していました。

きっかけはポストに入っていたチラシで、試しに問い合わせてみたんですが、そのとき少し怖い思いをしました。その経験と、後から自分で調べて分かったことを書いておきます。


「今やらないと大変なことになりますよ」と言われた

見積もりに来てもらった業者の方は、壁をひと通り確認したあとこう言いました。「このまま放置すると、中の木材まで傷みます。今のうちにやっておいた方がいいですよ」と。

言っていること自体は、そう間違ってはいないんだと思います。でもそのすぐ後に「今月中に契約すれば割引になります」と言われたとき、一気に不安になってしまって。

本当に今すぐやらないといけないのか、他の業者にも聞いた方がいいんじゃないか、そもそもこの金額が妥当なのかも分からない。結局「家族と相談します」と言ってその場は返事をしませんでした。


実際のところ、外壁塗装は急がなくていいケースが多い

後から調べて分かったんですが、外壁塗装は「今すぐやらないと家が壊れる」というものではないことがほとんどです。

一般的には前回の塗装から10〜15年が塗り替えの目安とされていて、ひび割れや色あせが出てきたら検討のサインではあります。ただ、それが「今月中に」「今週中に」の理由にはならない。数週間から数ヶ月の余裕があるのが普通のケースで、すぐに崩れるような状態はかなり稀だそうです。

「今だけ割引」「今月中に決めないともったいない」という言葉には、あまり振り回されなくていいと思います。


業者によって、金額がかなり違った

そのまま1社で決めるのが怖くなって、結局3社から見積もりを取ってみました。同じ家の同じ外壁なのに、金額がこれだけ違いました。

  • A社:約85万円
  • B社:約120万円
  • C社:約95万円

最初は「A社が一番安いからA社かな」と思ったんですが、内訳を並べて見てみると、また話が変わってきました。

A社は下地処理(塗る前に壁を補修・洗浄する工程)の項目が少なかったです。B社は足場代(作業の足場を組む費用)が高めでしたが、保証期間が一番長かった。C社は金額としては中間で、担当者の説明が一番丁寧でした。

金額だけ見て決めていたら、大事なことを見落とすところでした。


見積もりを比べるときに確認してよかったこと

複数の見積もりが揃ったとき、金額の大小より先に中身を見るようにしました。

塗料の種類と耐用年数は特に大事で、安い塗料は5〜7年、高い塗料は15〜20年ほど持つものもあります。目先の金額が安くても、数年後にまた塗り直しが必要になればトータルでは高くつくこともあって。見積書に塗料のグレードと耐用年数の記載があるかどうかを確認しました。

下地処理の内容も外せないポイントで、高圧洗浄やひび割れの補修(クラック補修)がどこまで含まれているか。ここが雑だと塗装の持ちが悪くなるそうで、項目として明記されているかを見ました。

保証の内容は、口頭の説明だけでなく書面で確認するようにしました。「10年保証」といっても、何がどこまで保証されるかは業者によって全然違います。

あとは担当者が質問にちゃんと答えてくれるかも、判断材料にしました。専門用語を使わずに説明してくれるかどうか、聞いたことに対して曖昧にしないかどうか、というところで信頼感がかなり違いました。


結局、C社に頼みました

一番安くはなかったけれど、説明が丁寧で、質問に対してごまかさなかった。それが決め手でした。

最初に来た業者の言葉に焦って、その場で契約していたら、今でも「あれでよかったのかな」と気になっていたと思います。複数社を比べたことで、少なくともその引っかかりはなくなりました。


急がなくていいけど、放置しすぎるのも違う

外壁塗装は急いで決める必要はない。それは本当のことだと思っています。

ただ「いつかやろう」と思ったまま5年、10年が過ぎるケースも多くて、その間に状態が悪化してしまうこともあります。

「見積もりだけ取っておく」というのは、工事を決める行為じゃなくて、判断材料を手元に置いておく行為です。見積もりをもらった上で「今年はやらない」と決めるのも全然ありだし、「来年の春にやろう」と計画を立てるのもいい。何も知らないまま放置するのと、相場感を把握した上で待つのとでは、気持ちの落ち着き方が違います。

「急かされたら断る、でも情報は持っておく」というのが、一番後悔しない動き方だと感じています。

急いで決める前に、見積もりだけ並べてみる

リフォームや塗装の見積もりは、1社だけ見ても高いか安いか分かりません。 複数社の数字を並べて初めて、相場が見えてきます。

いくつかの会社にまとめて見積もりを頼める、無料のサービスがあります。

  • 「比較したいだけです」と伝えれば大丈夫です
  • その場で契約を決める必要はありません
  • 金額の差が出る理由を聞くだけでも、判断材料になります

訪問営業に押し切られる前に、 自分のペースで数字を並べてみるのがいいと思います。


最後に

外壁塗装に限らず、リフォーム全般に言えることですが、1社だけで決めない・その場で返事しない・比べてから判断する、この3つを守るだけでだいぶ違います。

「急いで決めないと損をする」という言葉に焦る必要はありません。焦って決める方が、後から後悔することが多いと感じています。


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