世田谷区に実家がある方から話を聞くと、「売れば高いのは分かっているんだけど、それがかえって踏み切れない理由になっている」という声をよく聞きます。
「高く売れそうだから迷う」というのは、一見不思議に聞こえるかもしれませんが、理由を聞いてみるとよく分かります。
「一度しかないチャンス」に慎重になりすぎる
世田谷区は東京23区の中でも地価が高いエリアのひとつで、戸建ての場合は数千万円単位の話になることが多いです。金額が大きいからこそ、「失敗したくない」「もっと高く売れたんじゃないか」という後悔を恐れる気持ちが強くなりやすいです。
慎重になること自体は悪くないのですが、慎重になりすぎてずっと動けないまま、というケースも少なくなくて。「絶対に損したくない」という気持ちが、かえって判断を止めてしまっていることがあります。
「もう少し待てばもっと高くなるかも」という期待
世田谷区で多い迷い方のひとつが、タイミングの問題です。
エリアの人気が安定しているため、「今より高くなる可能性があるんじゃないか」という期待が持ちやすい。ただ、不動産の価格は常に上がり続けるわけではなく、金利の動向や市場の変化によって下がることもあります。
「もう少し待つ」という判断が正しいこともあります。でも、何も知らないまま漠然と待つのと、今の相場を把握した上で「あと1〜2年は待てる」と判断するのとでは、根拠がまったく違います。
複数社への査定依頼が特に重要なエリア
世田谷区は不動産の取引が活発なエリアなので、会社によって査定額に差が出やすいです。1社だけに頼ると「この金額が相場です」と言われたときに判断できませんが、複数社を比べると「この会社は根拠の説明が薄い」「この金額は強気すぎる」という判断ができるようになります。
金額が大きい分、比べることの意味も大きいです。売ると決める前の段階でも、査定だけ取っておくことはできます。
迷っているうちにも維持費はかかっている
世田谷区の物件は価値が高い分、固定資産税も高めになります。空き家として持ち続けるコストは、じわじわと積み重なっていきます。
「慎重に決めたい」という気持ちは大切にしながら、「慎重」と「放置」を混同しないようにしたいところです。情報を集めながら考えるのが「慎重」で、何も調べずに先送りするのは「放置」に近い。この違いは、後から振り返ったときにけっこう大きく感じます。
相場だけ知っておきたい方へ
「売るかどうか」を、いま決める必要はありません。
ただ、自分の家や土地が、いまどれくらいの金額になりそうなのか。 ざっくりでも分かっていると、判断の土台ができます。
いくつかの不動産会社にまとめて査定を頼める、無料のサービスがあります。
- 売却を前提にしなくて大丈夫です
- 「まだ検討段階です」と伝えれば問題ありません
- 複数社の金額を比べると、極端な数字にも気づけます
知ったうえで、今は動かないという選択もできます。 そういう使い方をしている人も多いようです。


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