このタイトルで検索している人の気持ちは、なんとなく分かる気がします。
私も、近所の雰囲気が少しずつ変わってきたと感じた時期がありました。知っている顔が減って、聞こえてくる言葉が変わって、ゴミ出しのルールが伝わっていないことが続いて。誰かを嫌いというわけじゃないけれど、「前と違う」という感覚が積み重なっていきました。
その感覚から「静かで、変化の少ない場所に住みたい」と思うようになったのは、自然な流れだったと思っています。
この記事では、「外国人が少ない地域」という言葉の背景にある気持ちを整理しながら、実際に静かで変化の少ない暮らしができる地域についてまとめています。
「外国人が少ない地域」を求める気持ちの正体
少し立ち止まって考えてみると、この気持ちの核にあるのは「外国人が嫌い」というより「慣れ親しんだ環境を保ちたい」ということが多いんじゃないかと思っています。
知らない人が増えた、生活習慣が違う人が増えた、以前の雰囲気が変わってしまった。そういう「変化への戸惑い」が、「外国人が少ない場所」という言葉に結びついている。
実際、外国人居住者が多いエリアは都市部の特定の地域に集中していることが多く、地方の中規模都市や農村部では、そもそも住民の顔ぶれの変化がゆっくりしています。「静かで、変化が少なく、慣れ親しんだ雰囲気の場所」を求めるなら、そういったエリアを探す方が、求めているものに近いかもしれません。
「変化が少なく静かな暮らし」ができる地域の特徴
変化が少なく、落ち着いた雰囲気で暮らせるエリアには、いくつかの共通した特徴があります。
人口の動きが緩やかなエリアは、住民の顔ぶれが大きく変わりにくいです。長く住んでいる人が多く、近所付き合いの文化が残っていることが多い。地方の中山間地域や、人口が安定している地方の中核都市がこれに当たります。
外国人労働者の集積が少ない産業構造のエリアも、変化が緩やかです。工場や農業の大規模な集積地は外国人労働者が多くなる傾向がありますが、観光業や地場産業が中心の地域は比較的変化が少ないです。
コミュニティのつながりが強い地域は、新しく来た人が地域のルールや文化に自然と馴染んでいく力があります。逆に言うと、住民同士のつながりが薄い都市部の集合住宅より、つながりの強い地方の方が、生活習慣のすれ違いが起きにくいこともあります。
具体的なエリアとして参考になる地域
求めているものが「変化が少なく静かな暮らし」だとして、参考になる地域をいくつか挙げてみます。
山陰地方(島根・鳥取)
人口が少なく、観光地としての知名度はありながらも、外国人労働者の大規模な集積が少ない地域です。住民の顔ぶれの変化がゆっくりしていて、昔ながらのコミュニティが残っている地域が多い。松江市や米子市は地方都市としての機能がありながら、落ち着いた雰囲気を保っています。
北陸地方(富山・石川・福井)
製造業が盛んなエリアもありますが、地域によっては変化が緩やかな住宅地が多いです。富山市や金沢市は住みやすさで評価が高く、生活のペースが穏やかな街として知られています。外国人居住者が都市部に比べて少ないエリアも多く、静かな住環境が保たれている場所があります。
東北地方(山形・秋田・岩手)
人口減少が続いているエリアが多く、変化の少ない環境という意味では当てはまる地域があります。ただ、冬の厳しさと交通の不便さは覚悟が必要です。山形県の内陸部や、岩手の盛岡周辺は、地方都市としての機能を持ちながら静かな暮らしができる環境として注目されています。
四国地方(高知・愛媛)
四国は全体として人口密度が低く、変化のペースが緩やかな地域が多い。高知市や松山市は地方都市としての機能がある一方で、少し外れると本当に静かな環境が広がっています。移住支援が充実している自治体も多く、受け入れ体制が整ってきています。
移住前に知っておきたいこと
「静かで変化が少ない」エリアは、裏を返すと「新しい刺激も少ない」エリアでもあります。
私が調べながら感じたのは、「静かさ」と「つながり」はセットになっていることが多いということです。人口が少なく変化が少ない地域ほど、住民同士のつながりが強くなりやすい。それを「温かい」と感じる人もいれば、「窮屈」と感じる人もいます。
また、「静かだから暮らしやすい」とは必ずしも言えなくて、車がないと生活できない、病院が遠い、仕事の選択肢が少ない、というトレードオフが出てきます。週末だけ静かな場所に行くのとは、日常として住むのとは全然違います。
できれば短期間でも実際に住んでみる「お試し移住」の制度を利用して、自分に合っているかを確かめてから決めることをおすすめします。
今住んでいる場所をどうするか、も考えておく
移住を考えるとき、「どこに行くか」と同じくらい「今の家や実家をどうするか」が大事になってきます。
今の家を売って移住する、実家が空き家になるのを機に処分する、賃貸に出しながら移住先を試す。選択肢はいくつかあって、どれが正解かは状況によります。ただ、「移住先を決めてから家のことを考える」より、「今の不動産の価値を把握してから移住の計画を立てる」方が、資金計画が立てやすいです。
まず今住んでいる場所や実家の相場を知っておくだけでも、次の動きが見えやすくなります。
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最後に
「外国人が少ない地域に住みたい」という言葉の背景には、「変化が少なく、慣れ親しんだ雰囲気の場所に住みたい」という気持ちがあることが多いと思っています。
その気持ちは、自然なことだと思います。ただ、その気持ちに正直に向き合うと、探すべきものが少し具体的になってくる気がします。静かさの中身を自分なりに整理してみると、向いている場所が見えてくるはずです。
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