空き家の実家を放置してしまう人へ。売る前に考えたこと

土地・空き家の話
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空き家になった実家を、何年も「そのうち考えよう」と思いながら放置していました。

「落ち着いたら動く」と思っていたのに、落ち着いたら落ち着いたで別のことが出てきて、結局また後回しになる。そのうちに「今さら動くのも面倒だな」という気持ちも出てきて、なんとなくそのままにしてしまっていました。

放置してしまうのは怠けているからじゃない、ということを最初に書いておきたいです。考えることが多すぎて手が付けられない、というのが正直なところで。空き家の問題は、それくらい複雑な話なんだと思います。


放置してしまう理由は、だいたい決まっている

周りの人の話を聞いていると、放置が続く理由はわりと共通していました。

「何から始めたらいいか分からない」というのが一番多くて、次が「親の思い出があって気が重い」。家族の意見がまとまらないという話も多かったし、「まだ使う可能性がゼロではない」と思いながらずるずるしているパターンも。

どれも、怠けているというより「決めきれないまま時間が過ぎている」という状態です。空き家の問題って、いつか動かないといけないのは分かっているんだけど、今日動かなくてもとりあえず困らない、というのが放置を長引かせる一番の原因じゃないかと思っています。


でも、放置が長引くほど負担は増えていく

「今すぐ困っていないから大丈夫」というのが、一番こわいところです。

空き家は、誰も住んでいない期間が長くなるほど建物が傷みやすくなります。換気ができないので湿気がこもりやすく、気づかないうちにカビや腐食が進んでいることもあって。庭の草木も、管理しないとあっという間に伸びてご近所への迷惑になったりします。

固定資産税や火災保険は空き家でもかかり続けるし、雨漏りが起きれば修繕費も必要になる。一つひとつは小さいことでも、それが何年も積み重なると、じわじわとしんどくなってきます。


売るかどうかを決める前に、整理してよかった3つのこと

私が経験して思ったのは、「売る・売らない」を最初から考えようとするとうまくいかない、ということでした。まずもっと手前のことを整理した方が、結果的に動きやすくなりました。

この家を将来使う可能性は、本当にあるのか

「いつか使うかもしれない」という気持ちはよく分かります。ただ、「誰が・いつ頃・どんな用途で使うのか」を具体的に考えてみると、かなりはっきりしてきます。

リフォームが必要ならその費用は出せるのか、そもそも誰かが住める立地なのか。気持ちではなく現実の条件で考えてみると、「正直、使う可能性はほぼないな」と見えてくることが多かったです。

維持費が年間でいくらかかっているのか

固定資産税、火災保険、最低限の光熱費、管理のための交通費。書き出してみると、「こんなにかかっていたのか」と気づくことがありました。

年間でいくらかを把握すると、「あと何年この状態を続けるのか」という問いがリアルになります。感情的な話ではなく、数字で見えた方が、判断しやすくなりました。

家族の中で「担当」が決まっているか

これが一番大事だったかもしれません。

実家の問題は、関わる人が多いほど「誰かがやってくれるだろう」になりやすいです。誰が管理するのか、誰が窓口になるのか、片づけは誰がするのか。ここが曖昧なまま話し合っても、毎回同じところでぐるぐるしてしまいます。


売る以外の選択肢も、ちゃんとある

空き家の実家は、売る以外にも選択肢があります。貸す、活用する、最低限の管理だけして保留する、というものです。

ただ、「いろんな選択肢を調べているうちに、どれがいいのか余計に分からなくなってきた」という経験をした方も多いと思います。私もそうでした。

選択肢を調べることと、自分のケースでどれが現実的かを考えることは、別の話です。自分の状況に合ったものを絞り込むには、専門家や経験者の話を聞いた方が早いことも多いです。


迷っているなら「相談だけ」から始めてもいい

売ると決めてから動く必要はありません。

今どんな選択肢があるのか、自分のケースで現実的なのはどれか、今動くべきなのか待っていていいのか、そういうことを整理するために相談を使うのは普通のことです。

「相談したら売ることになってしまう」と思って避けている方もいますが、相談だけして保留にするのは全然できます。むしろ何も知らないまま放置し続けるより、一度聞いてみた方が気持ちが楽になることの方が多かったです。

空き家のままで悩んでいる方へ

放置している実家や空き家を、どうしていいか分からない。 そう感じているのは、決して珍しいことではありません。

売る・貸す・残す。どれを選んでも正解はありませんが、 まずは「今の値段」だけでも知っておくと、家族で話し合うときに事実ベースで考えられます。

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最後に

空き家の実家を放置してしまうのは、仕方がない部分があると思っています。考えることが多すぎるし、今すぐ困るわけでもないから。

ただ、「何も知らないまま置いておく」と「相場や選択肢を把握したうえで待つ」は、同じ「待つ」でも全然違います。情報だけ集めておく、相談だけしてみる、そこから始めてもいいと思っています。


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